左官工事 左官工事の重要性 壁や床の耐久性向上 壁の下地造りは、左官工事の中で最も重要な作業です。 下地造りをしっかりやらないと亀裂が出たり、上塗りした建材が剥がれやすくなってしまうためです。 ・内装壁の左官工事を行う場合 石膏ボードの張り付けを行い、表面を平坦にするために石膏ボードのつなぎ目をパテで埋めます。 そこからさらに下地素材を塗っていくため、仕上げ塗りよりも時間がかかる作業になります。 仕上げがペンキやタイル張りの場合は、仕上げを活かすために下地造りのみの作業になる場合もあります。 ・外壁リフォームの場合 まずは壁を高圧洗浄機で洗浄してから汚れを剥がします。 その後にシーリング材で剥がれや亀裂を補修します。 職人の技による美しい仕上げ 仕上げ塗りとは文字通り壁などの表面を塗って仕上げる作業のことで、下地造りを行った後、珪藻土や漆喰を使って上塗りを行い、表面全体を仕上げます。職人によるコテの技術によって芸術的な壁の模様を施したり、塗り方によって耐久性が大きく変わります。 最近は珪藻土や漆喰などの自然素材に注目が集まっており、職人の技術よる美しい壁や床の良さが見直され、海外でも高く評価されています。 アレルギー対策 アレルギーやシックハウス症候群の対策のため、リフォームなどの左官工事の時には漆喰や珪藻土などの自然素材を選ぶ人が増えています。